文学部

文学

日本文学

国内における小説や物語といった文学から日本というものを考えたり、人間や社会について考える学問です。
それぞれ作者がどのような考えで作成したのか、その時代背景なども合わせて勉強をしてゆきます。
ひいては文学という分野から、哲学や心理学・社会学といった研究が求められるともいえます。

卒業後は新聞や雑誌会社といったマスコミ関係への就職率が高いです。
それ以外にも国語教師や日本語教員といった就職先も見込めます。

文学は人間が有史以来から存在する非常に長い歴史を持った学問です。
どのように世界を記録し、どのように人間の心の機微がはたらくか、また、個人個人における人生においてどれくらいの豊かさをしめすことができるかといった、非常に奥深い学問といえます。
文学を学ぶことは人について学び、社会について学び、ひいては世界についても学び、自身の内なる心の部分の機微にも触れる学問です。

心理学

人の心について科学的な考え方をしながら、どういった出来事で変化が生まれるのかを考える学問です。
勉強する内容としては「目標」や「対象」といった分野においてそれぞれ区分し、動物心理学や生理心理学・神経心理学とそれぞれの特徴や詳細を学んでゆきます。

卒業した後はカウンセラーやケースワーカーといった役職に勤める人が多く、主に福祉や厚生施設といった場での活躍が期待される学問です。
また人事や広報といった分野で就職される人も少なくありません。
これは人と人とのコミュニケーションにおいて、どのような場面で人はどのように考えるか、そういった基礎的な部分を研究してきたからこその賜物として心理学を学んだ経験がさまざまな会社内でのやりとりに活かされるためです。

地理学

地形や水・気候といった分野から、人々がどう生活してきたのかを勉強する学問です。
人文地理では集落やその場所での政治の背景を考え、地誌ではそれぞれの地域における文化や自然などを学びます。

主に研究職や教員・大学教員、学芸員といった職へと進む人が見られる学部で、そのほかには地図の作成会社や建設関係の企業に就職される方が多いです。

地理学は単にその地域を研究するだけではありません。
その地域に特有な事象がどのように人々の生活や暮らしに影響を与えるのか、それがもし悪い影響を与えているのであればどのようにより良い方向性に導いてゆくことができるのか、そういった人間の社会の根本的なものの考え方を学べる貴重な学問ともいえるでしょう。

歴史学

日本だけではなく世界中の歴史を勉強する学問です。
それぞれの場所ではどんな出来事があり、今というものが出来上がったのかを考えます。
西洋史・東洋史・日本史と各地方によって学ぶ内容が異なってきます。

卒業後は学芸員や教員といった役職や司書という仕事に就く人が多く見られます。
そのほかは大学院へと進み、研究職に携わる勉強をする人も少なくありません。