高校生のための進路ナビ

大学の学部について

皆さんご存知の通り大学には文系や理系といった学部が分かれています。

最近ではこの学部の部分も非常に多様化している傾向があり、「環境○○学部」や「グローバル○○学部」などといった、一見文系なのか理系なのかわかりづらい学部が多くあり、進路について悩んでしまう場面も多々あることでしょう。

基本的には文系の学部として文学・法学といった学部のほか、経済学や経営学・商学といったものがあり、理系には医学・歯学や理学のほか、工学や薬学と言った学部の大きな柱があります。
そこにさらに専門性を高めた上記のような学部があるといったことを踏まえて、ひとつひとつ丁寧にどんな勉強や経験を得られるのかをみてゆくことが重要になってきます。

まずは大きな二つの柱である文系なのか、理系なのか、自分の進路において決めてゆき、さらにその中からどんな専門的な知識が得られる学部なのかを細かくしっかりと診ていきましょう。

専門学校を分野別に紹介

専門学校はWEB系や建築系といった分野の学校が存在しています。
より実践に即した勉強ができたり、資格取得をめざすといった、目的をしっかり踏まえた進学を考える必要があります。
自分は将来○○になりたい! ということであれば、そのお仕事につくために必要な知識はもちろん、必要な資格があればその資格取得を目指す必要があります。

より専門的な知識を得るため、医師を目指すなら医療系、機械に携わる仕事で働くなら機械系の学校へ進学など、より目的を明確にした行動的な進学を考える必要があります。
また、女性が働きやすい職業に勤めるのであれば、保育系や美容系の専門学校に進学するのも一つの手といえます。

これらの職種には必要となる資格も多く、まずは自分がどの仕事や職種につきたいのかしっかりと見極めた上で、その仕事において必要になる知識や資格がどんなものか細かく調べていきましょう。

資格を取得して優位に

資格はそのお仕事をするにあたってより高度な知識や技術を要していることを証明するためのものです。
希望の就職先で必要になってくる資格があるのであれば、よりその職場への就職を優位に進めるためにも資格を取得するのが重要になってきます。

また、資格によってはその資格を持つだけでさまざまな職種においても有利となる資格があります。
その中でも有名なものとしては日商簿記や公認会計士といった数字に強くなる資格があります。
これらは万一職種の違う仕事で就職を目指すときにも持っているとさまざまな企業でも有効に使える資格ともいえ、一生のあなたの宝物になるでしょう。

また、事務関係の仕事であればMOSといった資格を得るのが便利です。
これはコンピューターで有名なマイクロソフトが主催をしている資格で、現在の企業でほとんどが仕事で使っているWindowsのソフトであるWordやExcelなどの使える度合いを証明するための資格です。
現在はどんな仕事であれパソコンが必須ですので、これらの資格を取得しておけば事務関連のお仕事に関わらず、どんな職種にも有利になるといえます。

またさらにグローバルな企業で働きたいのであればTOEICも非常に有効です。
グローバル企業でなくても、英語に精通していることはどんな企業でも人材評価として高く評価をしてくれます。

なので、TOEICを持つことと持っていないとでは就職の際のあなた自身への評価が完全に違ってきます。
なかなか取得の難しい資格ではありますが、ぜひチャレンジしてみてください。

10年後・20年後の自分を考える

高校から進む道の選択肢によって、10年後や20年後の人生が大きく変わってきます。
みなさんがいらっしゃる時期はみんなが通った道で、非情に重要な岐路です。
ここで曖昧に考えてしまったり、どうでもいいと投げやりになってしまうのは、その先の10年、20年とあなたの人生において棒に振ってしまう可能性がとても大きくなってしまいます。

ぜひ真剣に考えてみてください。
将来はどんな仕事で働きたいのかを明確にすると、進学先も鮮明に見えてくるはずです。

まだどんな仕事に携わりたいのか決まらないのであれば、後々便利になる上記のスキルや資格の取得を目指してみましょう。
先立って必要ではない資格でも資格があるとないのとではやはりいざというときのあなた自身の強みが違ってきます。
それでもなかなか目標が定まらないといった場合は、自分の趣味や客目線で憧れるような仕事を目指してみるのもひとつの手ではないでしょうか?